八つの谷、八つの丘にまたがる八頭のヤマタノオロチが棲んでいたと言う斐伊川に湧く温泉。
ヤマタノオロチは少し下流の天ヶ淵で須佐之男命に酒に酔ったところを退治されたと伝えられています。
共同浴場のある小道は、その昔毎年若い娘を生贄に取られる伝説の村を思い起こさせるような物悲しい風情さえ感じられます。
川原の自然湧出の源泉を引いた湯乃上館管理運営の共同浴場は平成13年の新築、古瓦を葺いた浴舎は周りの景色に溶け込んでいるようです。
上り湯、かけ湯兼用の3つの桶から源泉が樋を流れて少し深めの湯船に注がれ、底は川砂感覚、洗い場には川石が敷き詰められ川湯の趣です。
肌にさらっとなじむ湯質もよく、湯量豊富、湯はまさに川のように流れていきます。
6月、斐伊川にはホタルが飛びます。